2010年6月17日木曜日

常任委員会でのこと

今朝の新聞に載っていましたが、一般会計補正予算を総務経済常任委員会が否決しました。
本会議でも議論がありましたが、委託事業の委託先が、議会より先に決まっているのではないかとの指摘があったからです。
市当局はそれはありませんといいますが、現にそれを連想させる資料も出ています。
さて、議会は税金の使い方について審査をしています。
もし仮に、委託先を決めておいてから議会にはかったとしても、違法ではないのかもしれません。
市長も「ケースバイケース」といっておられました。
でももしそうであるなら、委託事業は公募ではなく随意契約となります。
特別の場合はこのようなこともあります。
さらに今回は、議員の中に受託予定先の会員になっているものがいるとのこと。
採決に当たるものが、利害関係団体の一員である場合の取扱はどうなのでしょうか。
今議会では、指定管理と議員の兼業の禁止についても議論がありました。
法的には問題ないとのことだが、指定管理者の役員の中に、議員の過半数がいる団体があるとすれば、指定管理は議会承認案件であるので、いつでも承認になるのです。
これは道義的、倫理的におかしいとは思いませんか。
この兼業については、今日の議員懇談会でも意見が出ましたが、結論には至りませんでした。
まあ少しくらい、いいじゃないか。
なら野球賭博も少しならいいかも?
そんなわけはありませんね。
お金を出す方と、使う方の審査を同じものが行うことに違和感があります。
それでも、現行法ではセーフの場合があります。
世の中の不思議です。

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