2013年12月29日日曜日

統計のウソに関する参考図書





















統計で騙されないために上のような書籍が出ています。

「統計でウソをつく法」はなんと1968年第1刷で2013年には第89刷が発行されています。

「社会調査のウソ」はその後に、「データはウソをつく」という続編が出ています。
本書は、世の中に蔓延している「社会調査」の過半数はゴミだといっています。

行政政策を評価するときデータは重要ですが、それが信頼できるかは大事です。

データに騙されないように気を付けましょう。

土曜授業5割超「賛成」?





















みなさんはこの記事を読んでどのように解釈しますか?
一見「小中学校の保護者の内51.3%が土曜授業に賛成してい」のように思えます。
しかしそれは早計な判断でなないでしょうか。

アンケートに回答したのは66.6%(2183人)、全体数は3278人となります。
つまり33.4%(1095人)は回答しないという行為で反対を表明しているかもしれません。
そうなると全体数3278人中賛成は1120人で34.2%です。
したがって65.8%(2158人)は消極的意見ということになります。

これでは「5割超賛成」にはなりません。
賛成は34.2%で約3割が賛成となります。

これが「社会調査」と「メディア」の落とし穴なのです。

あたかも半数以上が賛成のように報道されると、民主主義の世界では多数決が成立します。
詳細の検討以前にアンケートで賛成が決まっているのです。

統計を読み解くには、結果の数字だけに惑わされてはいけません。
アンケートの内容や、回収率、標本の偏りや誤差など、たくさんの補助データが必要です。
これも政策評価の大事な方法です。

アンケートも大事ですが、何のために土曜授業をするのか、することで得られる効果はなんなのか、行政はそれらを明らかにし、しっかりと説明する義務があります。

リサーチ・リテラシーを身に付け、統計に誘導されないよう本質を見る目を養いたいですね。

2013年12月18日水曜日

教育委員会制度改革案





















今朝の地方紙記事です。
教育行政の最終権限を首長に移すことを目玉とした改革案です。

教育委員会改革論は、私のライフワークとして言い続けてきたことです。

教育委員会では、首長が変わるたびに施策が大きく変わる危うさなどを危惧していますが、そもそも首長の暴走は議会によって抑制されるのであり、議会軽視の上から目線的であるように思います。

だから教育委員会は活性化しないのです。

教育行政は政治的中立ですが、政治不介入ということではありません。

行政執行に政治が介入しないことなどありません。
地方自治は議会により決定・執行されるのですから。

レイマンコントロールというのをいいことに、教育に関する法令や知識が不十分である非常勤の教育委員を、教育委員会事務局の事後承諾機関のようにしてきたのですから。

さらには、なるべく情報開示しないように隠ぺい体質が根付いています。

今までは私が嫌われ者になっていろいろと言及してきましたが、指摘する者がいなくなり活性化が後退するのではないかと危惧しています。

もっと民意の反映する教育行政であるために、一市民としての活動の限界にに挑戦を続けたいと思います。

議会から通知が来ました





















本日、倉吉市議会事務局から封書が届きました。

12月議会に陳情した審査結果の通知書でした。

結果は「継続審査」です。

陳情の内容は「重要な公の施設等の指定に関する条例の一部改正について」です。

小中学校、保育所を廃止する場合に通常は2分の1の多数決ですが、それを3分の2以上の特別多数決でなければ廃止できないこととするよう条例の改正を求めたものです。

現在、倉吉市制はじまって以来の学校、保育所大型統廃合問題が議論される中、より慎重な判断を求めるためにもこの特別多数決で制約しようと考えました。

どうも12月議会を見ていると、常任委員会はたいした議論もせずに採決しているようです。
再付託動議がいくつも出ていました。

こんなんで学校、保育所が廃止されてはたまったもんじゃありません。

住民の意思を十分に反映した政治を行って欲しいです。

「継続審査」となっていますが、次の議会まで委員会は開かれません。
各議員が個人的に研究されるでしょうか。

地方立法機関として条例改廃の判断能力が試されます。

12月議会でどんな議論がなされたか委員会の会議録を請求したいと思います。

投票率61.37%という過去最低の倉吉市議会に、有権者として無関心ではいられません。

議会が活性化するよう協力したいと思います。

2013年12月17日火曜日

12月議会「陳情」の審査結果は「継続審査」

昨日、倉吉市議会は閉会しました。

新聞報道でもありましたが、平成26年4月からの一部施設の指定管理者が否決されていました。

選定委員会の結果を覆すという厳しい判断にはいったいどんな理由があるのか、議論の中身は釈然としない感じです。

さて、私が提出していました陳情は、結論としては「継続審査」となったようです。

陳情内容は、学校、保育所を廃止する場合に、議会の2分の1以上の賛成を、3分の2以上にするよう条例改正を求めるものです。

この特別多数決要件は、簡単に廃止できないよう制約をするものです。

なぜ3分の2か、それはしっかりと議論し、より多くの議員が納得して廃止させるため、ようするに民意を反映させるためなのです。

今回の教育福祉常任委員会では決めれなかったのです。

先延ばしにすると、たちまち廃止になる学校や保育園がでますよ。

条例の制定・改廃は、議会の権限の筆頭にくるものです。

地方議会は地方立法機関としての重要な役割にあるのです。

どんな議論がなされて「継続審査」になったのか、会議録を取り寄せて確かめてみたいと思います。

それにはしばらく時間がかかりますが、市民としての権利をしっかりと行使したいと思います。

議員ならば直ぐに動けるのですが、残念です!

2013年12月2日月曜日

平成25年倉吉市議会12月定例会開催

今日から倉吉市議会定例会が始まりました。
初日の今日は、議案の上程と提案理由の説明です。

どんな議案が上程されたか倉吉市のHPに出ているのでしょうか?

補正予算については財政課にアップしてありますからわかります。
主な事業の説明書も出ています。

財政課さん、しっかり仕事されてますね。
ありがとうございます。

この12月補正にあがっている中で、債務負担行為の額は高額です。
それは指定管理料の平成26~30年の5年分が計上されているからです。

中にはまだ指定管理者が決定してない施設もあるのではないでしょうか。
これは総務係ページの確認からです。
公募ではなく指名でいくから予算だけ計上でしょうか。

議会がこれらをどのように議論しているかが気になります。
これらの案件は、常任委員会に付託され審議しますが、この委員会の会議録はHPでは公開されていません。

委員会といえば、私の陳情も委員会付託です。
学校と保育所廃止の場合の多数決3分2条項を、議会はどう考えるでしょう。
これらの議論を確認するため、後日になりますが委員会の会議録を請求してみたいと思います。

そういえば委員会の状況をネット中継するって話、進むのかな?
議会改革が後退しないことを祈ります。

明日から3日間は市政に対する一般質問です。
質問通告はこちら
http://www.city.kurayoshi.lg.jp/photolib/gikaizimukyoku/22812.pdf
16名の議員が3日間にわたって行います。

リンガーハット

北ジャスのフードコートです。

リンガーハットのちゃんぽんランチ餃子5個をオーダーしました。
すると麺増量無料といわれました。

1.5倍と2倍がありますが、迷わず2倍を頼みました。

餃子はニンニク無しでしが美味しいし、ちゃんぽんは野菜たっぷりで健康的です。

ごちそうさんでした。
今日は午後から授業です。

しっかりと議論を楽しみたいです。