2020年12月24日木曜日

倉吉市議会議員定数と投票率の関係


  前投稿に続いて、ここ30年くらいの倉吉市議会のデータを見てみます。

 平成元年の定数は28人(たくさんいましたね)。立候補者は31人、投票率は83.18%です。この数字をみると、当時は有権者の政治に関する関心は高いということがいえます。

 そして平成29年には定数17人と28年、7回の選挙の間に5回にわたり11人もの議員定数を削減してきました。この削減にあたってはいずれも議員で決めたことで、市民との対話集会などは開かれていません。

 さらには投票率に注目すると、定数を削減するごとに投票率が下がっていることがわかります。これは全国的な統計でもいえることですが、議員定数が削減されると投票率が下がるというエビデンス(証拠)といえます。また、無投票になったことはありません。

 特に定数20人となったところで7割を下回り、17人で6割前後と有権者の選挙離れが加速しています。これは有権者が政治不信にあるといえるのかもしれません。私は、議員は市民と直接対話して、市民にみなさんの意見うを聞くことが必要と思います。

 私としては、今は議員定数削減より、議員の資質と議会の機能を向上させ、市民にとって魅力ある政治を行うことの方が、市民の利益のためにも重要なことだと思います。議論も十分にやらないですぐに多数決をする議会は、ますます魅力低下となるでしょう。

 みなさんはどう思われますか?

倉吉市議会議員定数削減(案)提出される

 

 12月21日(月)倉吉市議会12月議会最終日に、市議会議員の定数を現在の17名から15名に削減する案が動議として提出されました。提案理由は、今現在15名でやっており、このままだと来年の選挙時に無投票の可能性があるので無投票を避けるためとのことです。

 この動議は、委員会に付託することなく本会議場で質疑、討論となり、採決は7対7の可否同数で議長により否決となりました。

 今期の倉吉市議会では、定数も含め議会改革に関する議論は一切ありません。まったく検討しないでいきなり本会議に提出とは、あまりに横暴と感じます。

 なぜならば、議員定数を何人にするかは議員だけの問題でなく、市民全体の問題だからです。定数は即、市民の参政権に影響をおよぼします。参政権とは、立候補する権利、投票する権利等をいいます。

 したがって、もっと議会内で議論するとともに、実際に市民に問うてみることが必要です。市民の声を聞き、市民の思いを政治に反映させるのが議会です。直接に市民の声を聞いてないのに、議員だけで決めることに問題はないでしょうか。

 実際、議員定数が削減されるごとに投票率は下がっています。そのことは、次の投稿で説明したいと思います。

 いろんな意見はあると思いますが、今の議会運営はちょっとやばいかも?です。

2020年12月13日日曜日

Zoom体験講座


  12月12日(土)13:30から、上灘公民館でZoom体験講座に参加しました。

 私はいままでに何度かZoom会議やウェビナーを経験しましたが、今回はホスト側についても学びました。

 Zoomはどんどん進化しています。活用できるよう頑張ります!(できるかな?)

2020年12月1日火曜日

附帯決議は空振りか?


 昨日の倉吉市議会臨時会の記事が、12月1日(火)地元紙に掲載されました。インフルエンザ予防接種助成を13歳未満は2回とするよう求めた決議ですが、結果的には現状どおり中学生1回としたいと、本日担当部署より説明がありました。

 やはり、予防接種はすでに10月1日より始まっており、遡って13歳未満接種者の特定、接種券配布が困難なこと、また、ワクチンの数量や優先接種者との関係等、医療業界の現況を調査すると簡単ではないとのことです。

 でもそんなことは調べればわかることで、私はすでに臨時議会前の11月議員懇談会でそのことを指摘しており、当然他の議員も事情は把握しているものと思ってました。

 附帯決議は強制力はないものの、議会としての決議(決定)でありそれなりの重みがあります。現況をしっかりと調査、把握し、できるだけ実現可能なものとしたいです。事前に相談等あれば、もっと良い方法があったかもしれません。もっと議会内の風通しを良くする必要がありそうです。

2020年11月30日月曜日

臨時議会で附帯決議


 少し長文になります。

 11月30日(月)の倉吉市臨時議会の上程議案に、議案98号として「一般会計補正予算の専決処分について」がありました。

 まず専決処分とは何か?これは本来は議会議決を必要とする事柄について、議会にかける日程的な余裕がない場合などに、市長の判断で処理することをいいます。

 ではその専決処分の内容ですが、例年は助成の対象となっていない小中学生のインフルエンザ予防接種費助成ですが、今年はコロナとの同時流行が懸念されるため、今年に限り補助するとしたものです。対象期間は令和2年10月1日から令和3年2月28日で、助成額は小学生1回につき1,600円(回数は2回)、中学生は1回1,600円(回数は1回)です。たいへんよいことだと思います。

 なぜ専決にしたのか、それはこの助成の決定をしたのがすでに予防接種が開始されている10月21日だったからです。この日以降に接種券が対象者に送付され、また10月1日遡って適用するということのため、議会にかけずに専決したのです。

 すでに執行されている予算ですが議会で議決が必要です。(注:専決処分の場合、議会で否決されても無効になりません)そこで、本日の臨時議会に至ります。

 議案98号が議決されると、写真のとおり動議が提出されました。この動議提出は事前の説明等はなく予期せぬことでした。提出者の説明によると、厚労省は13歳未満の者は2回接種としているので、中学生でも12歳の者は2回助成をするようにとのことでした。

 直ちに質疑に入り、私は「2回接種対象者の基準日の考え方について」質問しました。すると、基準日の意味がよくわからないらしく、厚労省の方針をいわれました。次に私は「明日で13歳になる者が今日接種すれば2回対象だが、明日接種すれば1回ということですか?」と念を押しました。すると「そうだ。」との回答でした。

 私はこれで質問を止めましたが、私の質問の趣旨は、倉吉市の助成対象年齢がいつの時点で13歳未満かということです。なぜならすでに予防接種は始まっています。10月1日以降今日までに13歳になり、まだ予防接種を受けていない者は2回の対象者になりません。またこれからも、1回目の接種までに13歳に達したものは2回の対象者になりません。これでは行政施策としての公平性に欠けます。

 今日は11月30日です。今日の臨時議会で附帯決議して、2回の接種対象者をどこで線引きするのでしょうか?今日の質疑の答弁の内容と、付帯決議が一致しないことになります。

 提出者は一期目の議員ですが、賛同者には議員歴20年、30年の議長経験者もおられます。専決処分、すでに執行が始まっているものに途中で附帯決議することの効果を、みなさんはどのように考えますか。この附帯決議に対する執行部の回答を、ぜひ聞きたいものです。

 最後までお読みいただきありがとうございました。

倉吉市議会臨時議会



  本日11月30日(月)10時より、臨時議会がありました。主な議案は、補正予算(専決処分)として小中学生のインフルエンザ予防接種助成7,946千円と、条例改正で職員(特別職および一般職)の期末手当の引き下げについてです。結果は全議案可決となりました。

 ところがインフルエンザ予防接種の補正予算(案)について付帯決議なるものが提出され、議場では7対7の同数となり、議長において可決となりました。その付帯決議については次のブログでご説明します。

2020年11月28日土曜日

議員活動と住民のかかわり



「 智頭の住民活動を考える会」の研修会で智頭町に来ています。山梨学院大の江藤先生の講演会「議員活動と住民のかかわり」です。

2020年11月27日金曜日

12月定例会一般質問


  令和2年倉吉市議会12月定例会が、12月7日(月)~21日(月)に開催されます。8日~10日が一般質問で、今回私は初日のトップバッター、8日(火)午前10時に登壇します。昨日の26日(木)に質問要旨の聞き取りを終え、本番に向かって備えます。

 一般質問とは、議題と関係なく行財政全般にわたる議員主導の政策論議です。特に市長の政治姿勢、政策に対する考え方などを、大所高所から建設的立場で論議します。

 そのためには十分な準備が必要であり、法令や数字的根拠を確認し、実態を調査し、市民の声を聞き、簡明で内容のある次元の高い質問が求められます。一度の質問では答えが出ないことも多く、何度も何度も手を替え品を変え質問を繰り返します。

 明るく元気なまちづくりに向けて頑張ります。

 全議員の質問通告はこちらです。

https://www.city.kurayoshi.lg.jp/user/filer_public/6e/08/6e088363-ce71-4864-b90e-498e61c928f3/gong-kai-yong-r0212_1124.pdf


2020年11月24日火曜日

向山メガソーラー発電所


  関金B&G視察の帰り道、313号線から見える向山メガソーラー発電所を目の当たりにしました。すごいソーラーパネルです。

関金B&G海洋センターを視察調査



 11月24日(火)、今日は関金のB&G海洋センターの視察調査にやって来ました。なぜなら、この施設は来年度より公募による指定管理を予定しているとのことで、施設と周辺の状況を確認するために訪れたわけです。対応いただいた職員さんありがとうございました。
 今はオフシーズンにより閉館し池の水も抜かれていますが、環境、ロケーション共に最高です。平日ですが、隣のキャンプ場(無料)ではテントを張り野営する人が数名おられました。
 この海洋センターのカヌー教室で育った生徒たちは、全国屈指の成績を上げる強豪チーム、選手が生まれているそうです。ここはカヌーだけでなく、ほかにもさまざまなアウトドアスポーツの可能性を感じました。
 ただし、現在の開館期間は4~9月の半年であり冬場の活用に課題があります。フルシーズンでの有効活用方法があればと思いますが、なにかよいアイデアがないでしょうか?

2020年11月20日金曜日

定例議員懇談会(11月)


  11月20日(金)午前10時より、11月の議員懇談会が開催されました。議員懇談会とは、議会が開催されない月に、業務の執行状況や今後の計画等について各部から説明報告を受け質疑します。

 また、本日より12月議会の一般質問受付が始まりました。論戦に向けて十分に準備したいと思います。

2020年11月2日月曜日

「公民館のコミュニティセンター化について」第3回会派勉強会




  本日「公民館コミセン化につい」第3回会派勉強会を行いました。今回の内容は法令関係です。生活産業部長はじめ、地域づくり支援課、生涯学習課の方々に説明を受け意見交換をしました。職員のみなさん、ご多忙の中ご協力いただきありがとうございました。

 さて、写真添付しましたチラシが11月市報と同時配布されました。これを見られた市民から「何が起こっているのか?」との問い合わせがいくつかありました。地域においてもまだ役員等数名レベルでの説明の途中であり、一般市民にはわかりにくい内容です。

 しかし、全市民対象にこのように広報されたということは、役所はもう後戻りしないでしょう。12月議会では「コミュニティセンター条例」の改正(案)が提出される予定です。条例改正の是非を決定するのは議会です。だからこそその条例改正が市民にとって今よりも福祉の向上につながるのか審議しなければいけません。

 したがって議員はしっかりと情報収集し、徹底的に調査・研究を重ね審議に向かう必要があります。私たち「会派くらよし」は、政策グループとして総力を結集し準備をしています。

2020年10月22日木曜日

倉吉市小中学生インフルエンザ予防接種費用助成開始(令和2年限定)


  県内中部地区の自治体の内、倉吉市を除く4町は以前より小中学生対象のインフルエンザ予防接種費用助成が行われていましたが、この度、コロナウイルス感染症との同時流行を懸念し、倉吉市も今年度に限り費用助成が行われることになりました。

詳細は http://dlvr.it/Rk4dKS

 私は以前より周辺町と同様に予防接種費用補助を行うよう求めてきましたが、なかなか実現しませんでした。これを機に毎年費用助成が行われるようになることを期待します。

 住民が健康で、安心安全のまちをつくるのが自治体の責務です。今後も住民の求めていることが実現されるよう取り組んでいきます。みなさんの声をお聞かせください。

2020年10月15日木曜日

鳥取県立美術館の概要説明会



  昨日の10月14日(水)午後7時から、上灘公民館で概要説明会が行われました。当初は9月23日(木)の予定でしたが、鳥取県版新型コロナ警報により延期となっていました。なんといっても地元の上灘に建設されるわけですから興味津々で、家族と共に参加しました。

 未来中心2階に開設された県美術館整備局と、PFI業者で組織された鳥取県立美術館パートナーズ株式会社の方々による説明がなされました。

 現在は基礎設計の段階で、来年後半くらいから建設工事に着手するようです。建物自体は令和5年度には完成し、その後一定期間を経て令和6年度(実際には令和7年の1~3月かな?)に開館の予定です。

詳しくは整備局HPで https://www.pref.tottori.lg.jp/bijyutsukanseibi/

 「未来を『つくる』美術館」というコンセプトのもと、県民、市民と一緒に美術館づくり、美術館運営を行うとのことでした。会場からも多数の意見、質問が出ていました。今後、整備の進捗に合わせ順次説明会等が開催されるようです。

 あわせて倉吉市としても、まちづくりに有効となる施策を実現させるチャンスとしたいです。

2020年10月9日金曜日

倉吉市小規模特認校はじまる



  平成25年3月に、小中学校適正配置の具体案【草案】が公表されてから約8年が経過しようとしている今、全校児童が100人以下の小学校4校で、小規模特認校制度令和3年度児童募集が始まりました。

 当初の適正配置計画では、平成32年度(令和2年度)には統廃合を終えて新たな小学校がスタートしているはずでしたが、平成28年の鳥取中部地震や今年のコロナの影響で計画にずれが生じていました。

 ところが今年に入ってから、適正配置協議会の動きが見えない(ホームページでの情報提供がない)なか、小規模特認校の来年度児童募集となりました。

 この小規模特認校は今後どうなるのでしょうか?また、具体案に示された小中学校適正配置に関する具体的な考え方(例えば1学級少なくとも20人の児童生徒が必要)はどうなったのでしょうか?未だ詳しい説明はありません。

 いずれにしてもしばらくの間(何年かはわかりません)は、小学校統廃合はなさそうですね。

2020年10月6日火曜日

「公民館のコミュニティーセンター化について」第2回会派勉強会


  公民館のコミュニティセンター化について、会派で第2回目の勉強会を行いました。(今回は会場写真がないのでイメージ写真として上灘公民館です。本文と直接的な関係はありません)

 今日は、地域づくり支援課と生涯学習課に同席いただき、公民館運営の現状と、コミュニティセンター化に向けた地域の状況について説明いただき意見交換しました。

 13地区の公民館の利用状況は、やはり地域性が顕著であり、人数や料金にかなりの違いがあります。これら地域によって条件等の違う施設を、同じ条例や仕様書等で運営することに合理性があるのか、さらなる研究の必要があります。

 いずれにしても、市民にとって必要かつ有益な施設としての姿を、市民と共に話し合うことが大事です。いろんな意見を集めたいです。

2020年10月3日土曜日

令和2年度倉吉市表彰式


  本日午前10:30より、倉吉交流プラザで倉吉市表彰式が行われました。功労表彰、善行表彰、市民栄誉賞該当の26名の方々おめでとうございます。

 表彰式の後、祝演として大江磐代君の講談を拝聴しました。

第5回一市四町元気な中部を創る議員の会



 10月2日(土)午後4:30より、倉吉シティホテルにおいて「第5回一市四町元気な中部を創る議員の会」が開催されました。今回は「未来を『つくる』美術館 鳥取県立美術館の整備運営について」と題して、パートナーズ社、大和リース(株)の和田様による講演会と、各市町の市長町長はじめ県博物館長、美術館整備局長、中部総合事務所長および関係者が一同に会し懇親会も行われました。残念なことに、倉吉市議会議員は15名中8名の参加であり1回も参加しない者が6名ほどいます。

 倉吉市議会は県立美術館特別委員会を設置し、すでに5回の委員会を開催し調査研究活動をしていますが、町議の方々は「町にはあまり説明がなく、今回の講演で内容がよく分かった。中部がひとつになって推進していきたい。」とコメントしておられました。今後も市のみならず、中部活性化に向けて活動していきたいと思います。

 美術館の開館が楽しみです。



 

2020年9月29日火曜日

倉吉パークスクエア内の二ホンリスオープンケージ



  倉吉市の二ホンリスオープンケージです。隣地に鳥取県立美術館が建設されるため、来月10月中旬頃に神戸市の王子動物園に譲渡されることになっています。

 今回が最後のオープンケージ内一般公開です。10月11日(日)までの土・日・祝日、午後1時から3時までで、悪天候のときは中止の場合があります。

 近くに寄ってきて、とてもかわいいですよ。

2020年9月25日金曜日

鳥取中部ふるさと広域連合9月議会


  本日は、鳥取中部ふるさと広域連合の9月定例会でした。令和元年度の決算認定と令和2年度の補正予算(案)を慎重に審査しました。

 広域連合は1市4町で構成され、消防、斎場、ごみ処理、広域観光などを行っています。決算は認定、補正予算は可決されました。

2020年9月24日木曜日

ウェブサイト一部修正

 



 ウェブサイトの活動報告ページを修正しました。グーグルドライブにリンクを貼っていましたが、ログインしないと見れないことがわかり画像に変更です。
 これは、年2回発行の大津昌克議会通信「草の根」です。只今第6号の作成中、10月発行を目指します。

2020年9月23日水曜日

大津昌克 ITCに挑戦!


  世の中はデジタル化時代です。シルバーウィーク中にグーグルサイトを使ってウェブサイトを作ってみました。

ウェブサイト https://sites.google.com/view/otsumasakatsu/

 また、このブログに加えフェイスブックページも活用し、情報発信していきたいと思います。よろしくお願いします。

ブログ https://m-otsu.blogspot.com/

フェイスブックページ https://www.facebook.com/otsumasakatsu

2020年9月20日日曜日

倉吉市議会のデジタル化はいつ?


 「新型コロナウイルス感染拡大防止に向けた倉吉市議会の対応について」の一部改正についての通知が、いつもの通りFAXでやって来ました。改正されたのは9月16日(水)本会議終了後、午前11時頃から始まった会派代表者会で、FAX受信は翌日の17日(木)16:19です。

 実は16日の午後から倉吉市議会タブレット導入検討会が1年振りに再会され、新たに正副委員長が決まったところです。タブレット導入は3年前から検討されていて、まったく前進せず現在に至ります。任期1年の間にはたしてタブレット導入となるのでしょうか。FAXからメール送信になる日が来るのか、あらたな検討会に期待したいと思います。

 菅内閣では新たにデジタル相ができ世の中のデジタル化が進む中、倉吉市議会はまだまだ紙ベースです。「メールは使わんしホームページも見んけ、わしがおるうちはせんでええ!」とおっしゃる先輩議員もおられます。

 私はこのコロナ禍を経験しリモートの活用が増えましたので、市民のみなさんへの情報発信と説明責任をはたすため、ICTの有効活用による議員活動を勉強中です。