2011年7月12日火曜日

鳥取県美容技術競技大会

昨日11日の月曜日は、鳥取県美容組合の技術コンクールが未来中心小ホールで開催されました。
私は運営の実行委員として、裏方の仕事をしておりました。
競技進行係りです。
かつては私も中国大会まで出場した経験があります。

昨年はこの業界の全国大会で、堂々の1位「日本大賞」を鳥取県の選手(美容師)が受賞しました。
今回の大会のアトラクションで、その選手の模範演技が披露されましたが、上手いです。
魔法の手とでもいいましょうか、素晴しい作品でした。

鳥取県は一番人口も少なく、美容師数も少ないですが、技術力は全国レベルです。
昨日も、参加選手の絶対数は少ないですが、レベルの高い作品が多かったです

昨今、組合に加入する店舗もかなり少なくなりました。
加入率20~30%ほどではないでしょうか。

組合等の団体に加入しない理由はなんでしょうか?
その理由の多数は、加入しているメリットがない、といいます。

メリットとはなんでしょうか?
それは、加入して得られる利点のことです。

多くの人は加入することで、何らかの利益が得られると思っています。
その利益とは、加入してないより得するという実感です。
逆にいえば、加入しないと利益が得られないともいえ、加入しない店には不利益が生じるという価値観です。

ところが最近では、規制緩和の影響からか、加入してない店のほうが自由で儲けているし、団体の役をしなくてよいから、ライバルである他店舗の世話をしなくてよい、というのです。

かつては、営業時間、休日、料金等が決められていたのである意味の安心感があったようです。
今は規制緩和で営業の条件は自由です。
24時間年中無休でもかまいませんし、カット1,000円でもかまいません。

組合に入っても、自店の利益が見つからなければ入らないほうが損しないのでしょう。

業界を発展させるためにはみんなで協力する方がいいはずです。
でも業界が発展し、他店が流行り、自店が流行らないではやめたくなりますよね。

今の時代は、どの業界もコミュニティーに参加する率が減っています。
業界も経済団体も自治会も、だんだん先細りです。
助け合わない世の中になってきたのでしょうか。

メリットは与えられるものではなく、自分から見つけに行くものです。
多くが与えてもられると思って期待しているから残念な結果になるのです。

まあ評論していてもいけませんが、私は団体に参加していて若い世代が成長するのが楽しみです。
そのほかにもたくさんのメリットがあります。
それは目の前の利益だけでなく、今は投資しても将来にわたる利益があるからです。
「何のために」やるのか目的がはっきりしていれば、やり甲斐しかないでしょう。

話は元に戻りますが、われらが美容組合の全国大会は、今年福島県で予定されていました。
しかし、予期せぬ災害で今年は中止となりました。
今年の県大会の1位がこの全国大会に出場する予定でしたが、今年は出れません。
でも、来年の出場権が与えられるそうです。
よかったですね。
こうやって技を磨き、いろんな同士たちとの交流することが「より愛される自分創り」につながると感じたら、組合やめるわけにはいかんでしょう。

自分に得られる利益は、頑張った人にだけ与えられるご褒美なのです。
若い人たちの頑張りが楽しみです。
もちろん私も頑張り続けます。

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