2014年9月6日土曜日

その後の市議会

9月議会初日からメディアでも話題になっていた倉吉市議会、私も知りうる情報のみで評論させてもらいましたが、どうやら場外乱闘戦勃発の兆しがあるようです。
ここから先は公の議会というよりも、議員の一個人としての問題でしょうか?

いずれにしても、これからは議会運営に支障をきたさないよう一定のルールを確立することが必要でしょう。

私も議員になって間もなくのころ、いきなり政治倫理審査会にかけられました。
結論としては政治倫理に反するとは言えないとなりました。
いわゆる冤罪です。

その時の事例は、私の経営する会社が、地元の祭りに協賛広告をしたことが発端です。
広告は提灯の下に店名を表示したものです。
店名は「大津昌克」のかけらもなく、どう読んでも市議会議員「大津昌克」を類推するものではありません。
しかも、広告料は法人の経費であり、議員個人の寄付ではありません。

当然、法的にも問題は無いのですが、それぞれ議員個人の法解釈は多様であり、政治倫理に反するか否かの事実には関係なく、単純に手続が整えば審査会にかけられるとしたものでした。

ここが社会一般の刑事訴訟法と違うところです。
わが国ではまず違反、犯罪があれば直ちに裁判ではなく、警察が事実関係を捜査し、確実に違反、犯罪であることが認められてから送検され、その後、検察庁が起訴するかどうか決めます。

ところが議会ではその捜査がないのです。
ですから私みたいに事実無根でも審査されるのです。

私の一件から政治倫理条例は改正され、現在の政治倫理審査会は簡単には成立しないようになりました。

ですから、秩序や品位という物差しの不確定な場合は、条例や規則などで、誰にでもわかるようその対象を明示するのがよいでしょう。
ルールを作るというのが大事です。

特に政治や行政という公務を行うには法令の根拠がなければ行えません。
正に国会がそうでしょう。
政府の政策を実行するために国会で法律を作り執行するのです。

市議会も立法権を持った組織です。
今後は、細かくても条例や規則等のルールを作り、誰もが納得する、市民にとって安心と安全の行政運営をお願したいものです。

今日も最後までお読みいただきありがとうございました。

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