2010年11月12日金曜日

教育民生常任委員会視察

今週の8日(月)~10日(水)まで、視察で群馬県と東京都に行ってきました。
初日は朝8時過ぎのスーパーはくとで出発。
姫路でのぞみに乗換え東京へ。
東京で長野新幹線にて、まずは高崎市を訪問。
視察項目は「里見氏とまちづくりについて」です。
里見氏は高崎市が本家本元らしく「全国里見一族交流会」という民間団体が活動しておられます。
倉吉にも幾度かお出でになられたそうです。
里見城跡と里見氏の菩提寺を見学しました。
この菩提寺は、元総理大臣の中曽根康弘氏の菩提寺でもあり、石造が建立してありました。
その後、市役所に移り説明を受けました。
担当してくださった職員の方が、なんと鳥取大学の出身とのことで、たいへんフレンドリーな感じで好感触でした。

2日目はお隣の前橋市。
小中学生対象の「こども起業塾」を勉強しました。
子どもたちに社会の仕組みを体験してもらおうと、午前中は組織や会社について学び、午後から町に繰り出してショッピングモールの軒先を借りてお店をやるという研修です。
すでに6回目を向え、応募者が増大中とのこと。
商工行政が夏休みに行っていいるようで、教育行政とのかかわりはほとんどないそうです。
教育現場でのキャリア教育に生かせないか研究する必要性を感じました。

2日目の2ラウンドは、東京の杉並区に移動し「地域運営学校(コミュニティースクール)について研修しました。
杉並区といえば、あの元リクールートの社員で民間人として杉並区立和田中学校の前校長であった藤原和博先生で超有名です。
コミュニティースクールが目的でしたが周辺分野として「学校支援地域本部」や「小中一貫教育」についてもうかがうことができました。
それとびっくりしたのは小中学校へのエアコン(特に冷房設備)について、以前は設置について反対であったが、今夏の酷暑を経験し、現首長の判断で全校に設置する方向になったとか。
この英断は教育長ではなく区長の決断だとのこと、素晴しいです。
それと杉並区の教育ビジョンは施策が具体的で結果がわかりやすいので、評価も的確です。
コミュ二ティースクールは区の施策で全校設置を目指すそうです。
また、学校支援地域本部はすでに全校設置されたそうです。
この2つを同時に設置するとは学校、地域、家庭の関わりについて相当力を入れているのがうかがえます。
とても勉強になりました。

以上3ヶ所の視察を終え、12月議会に備えて質問事項を検討したいと思います。
私も議員として1年が過ぎ、どのような結果が出せたのかをチェックしなければいけません。
日々勉強です。

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