本日30日の土曜日、午後1時から議員懇談会が開催されました。
土曜日だけあって庁舎は休館です。
本庁舎1階東側の通用門から入りました。
議員20名中1名が欠席でした。
全員揃ったので、定刻より少し早く開始しました。
今日の主な議題は「陸上競技場について」です。
3月定例会で何の問題もなく可決した23年度当初予算が、わずか2ヶ月後に増額補正され、6月定例会に提出されました。
以前も書きましたが、6定例会ではかなり議論が紛糾し、教育福祉常任委員会では「計画を再検討し予算の減額に努めるように」とい付帯意見をつけて可否同数の委員長採決で可決しました。
本日の市長の冒頭説明では、その付帯意見も考慮して今日の議員懇談会を開いたとのことでした。
しかし、説明を受けると意見が続出です。
それは、6月の増額補正の根拠となった陸上競技場の舗装材の見積算定額が、なんと実際の業者からの見積によるとかなりの減額になるとのことでした。
この説明を受けて、各議員から意見が続出したわけです。
「これでは入札業者が最初から決まっているのではないか?」
「予算上程の時にこの額を提示するべきである」
「予算の立て方が極めて不十分である」
「補正予算は可決したのだから、議員懇談会で入札やJVにかかる説明などしなくても、粛々と進めればよい。このような説明をするために土曜日に召集したのか!」
「予算額がコロコロと変わるのは疑念を抱かざるを得ない」
など、厳しい意見ばかりです。
私は建設行政にはあまり明るくありませんが、行政はいつも何か隠している感が拭えません。
まあ、懇談会で丁寧に説明するのはいいですが、追求質問に歯切れの悪い答弁はいただけません。
私はあらためて感じたのは、追求質問は一括質問ではなく、一問一答式の質問の方が袋小路に追い込むことができるということです。
一度に数問質問すれば、最初の質問を忘れてしまう場合もあるし、質問に答えていない場合もあります。
いずれにしても今日の感触でいくと、6月で増額した予算は今度は減額補正です。
あと、入札となる高額な建設事業は、何らかの利権の絡みを感じざるを得ないです。
さらに、基礎見積は県の基準を準用するとのことなので、地方自治とはいえ県の指導などという言い訳もあるのだと思いました。
また、議会と議会の間にこのような懇談会があるのはある意味ではよいことだとも感じた反面、次の審議への根回しとも思えます。
これは議会の機能が試されています。
倉吉市議会は、大切な税金の使い道を、市民の利益になるようしっかりと議論すべきと思います。
議員間でもめている場合ではありません。
議会改革に期待します。
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