前投稿に続いて、ここ30年くらいの倉吉市議会のデータを見てみます。
平成元年の定数は28人(たくさんいましたね)。立候補者は31人、投票率は83.18%です。この数字をみると、当時は有権者の政治に関する関心は高いということがいえます。
そして平成29年には定数17人と28年、7回の選挙の間に5回にわたり11人もの議員定数を削減してきました。この削減にあたってはいずれも議員で決めたことで、市民との対話集会などは開かれていません。
さらには投票率に注目すると、定数を削減するごとに投票率が下がっていることがわかります。これは全国的な統計でもいえることですが、議員定数が削減されると投票率が下がるというエビデンス(証拠)といえます。また、無投票になったことはありません。
特に定数20人となったところで7割を下回り、17人で6割前後と有権者の選挙離れが加速しています。これは有権者が政治不信にあるといえるのかもしれません。私は、議員は市民と直接対話して、市民にみなさんの意見うを聞くことが必要と思います。
私としては、今は議員定数削減より、議員の資質と議会の機能を向上させ、市民にとって魅力ある政治を行うことの方が、市民の利益のためにも重要なことだと思います。議論も十分にやらないですぐに多数決をする議会は、ますます魅力低下となるでしょう。
みなさんはどう思われますか?
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