2020年11月30日月曜日

臨時議会で附帯決議


 少し長文になります。

 11月30日(月)の倉吉市臨時議会の上程議案に、議案98号として「一般会計補正予算の専決処分について」がありました。

 まず専決処分とは何か?これは本来は議会議決を必要とする事柄について、議会にかける日程的な余裕がない場合などに、市長の判断で処理することをいいます。

 ではその専決処分の内容ですが、例年は助成の対象となっていない小中学生のインフルエンザ予防接種費助成ですが、今年はコロナとの同時流行が懸念されるため、今年に限り補助するとしたものです。対象期間は令和2年10月1日から令和3年2月28日で、助成額は小学生1回につき1,600円(回数は2回)、中学生は1回1,600円(回数は1回)です。たいへんよいことだと思います。

 なぜ専決にしたのか、それはこの助成の決定をしたのがすでに予防接種が開始されている10月21日だったからです。この日以降に接種券が対象者に送付され、また10月1日遡って適用するということのため、議会にかけずに専決したのです。

 すでに執行されている予算ですが議会で議決が必要です。(注:専決処分の場合、議会で否決されても無効になりません)そこで、本日の臨時議会に至ります。

 議案98号が議決されると、写真のとおり動議が提出されました。この動議提出は事前の説明等はなく予期せぬことでした。提出者の説明によると、厚労省は13歳未満の者は2回接種としているので、中学生でも12歳の者は2回助成をするようにとのことでした。

 直ちに質疑に入り、私は「2回接種対象者の基準日の考え方について」質問しました。すると、基準日の意味がよくわからないらしく、厚労省の方針をいわれました。次に私は「明日で13歳になる者が今日接種すれば2回対象だが、明日接種すれば1回ということですか?」と念を押しました。すると「そうだ。」との回答でした。

 私はこれで質問を止めましたが、私の質問の趣旨は、倉吉市の助成対象年齢がいつの時点で13歳未満かということです。なぜならすでに予防接種は始まっています。10月1日以降今日までに13歳になり、まだ予防接種を受けていない者は2回の対象者になりません。またこれからも、1回目の接種までに13歳に達したものは2回の対象者になりません。これでは行政施策としての公平性に欠けます。

 今日は11月30日です。今日の臨時議会で附帯決議して、2回の接種対象者をどこで線引きするのでしょうか?今日の質疑の答弁の内容と、付帯決議が一致しないことになります。

 提出者は一期目の議員ですが、賛同者には議員歴20年、30年の議長経験者もおられます。専決処分、すでに執行が始まっているものに途中で附帯決議することの効果を、みなさんはどのように考えますか。この附帯決議に対する執行部の回答を、ぜひ聞きたいものです。

 最後までお読みいただきありがとうございました。

倉吉市議会臨時議会



  本日11月30日(月)10時より、臨時議会がありました。主な議案は、補正予算(専決処分)として小中学生のインフルエンザ予防接種助成7,946千円と、条例改正で職員(特別職および一般職)の期末手当の引き下げについてです。結果は全議案可決となりました。

 ところがインフルエンザ予防接種の補正予算(案)について付帯決議なるものが提出され、議場では7対7の同数となり、議長において可決となりました。その付帯決議については次のブログでご説明します。

2020年11月28日土曜日

議員活動と住民のかかわり



「 智頭の住民活動を考える会」の研修会で智頭町に来ています。山梨学院大の江藤先生の講演会「議員活動と住民のかかわり」です。

2020年11月27日金曜日

12月定例会一般質問


  令和2年倉吉市議会12月定例会が、12月7日(月)~21日(月)に開催されます。8日~10日が一般質問で、今回私は初日のトップバッター、8日(火)午前10時に登壇します。昨日の26日(木)に質問要旨の聞き取りを終え、本番に向かって備えます。

 一般質問とは、議題と関係なく行財政全般にわたる議員主導の政策論議です。特に市長の政治姿勢、政策に対する考え方などを、大所高所から建設的立場で論議します。

 そのためには十分な準備が必要であり、法令や数字的根拠を確認し、実態を調査し、市民の声を聞き、簡明で内容のある次元の高い質問が求められます。一度の質問では答えが出ないことも多く、何度も何度も手を替え品を変え質問を繰り返します。

 明るく元気なまちづくりに向けて頑張ります。

 全議員の質問通告はこちらです。

https://www.city.kurayoshi.lg.jp/user/filer_public/6e/08/6e088363-ce71-4864-b90e-498e61c928f3/gong-kai-yong-r0212_1124.pdf


2020年11月24日火曜日

向山メガソーラー発電所


  関金B&G視察の帰り道、313号線から見える向山メガソーラー発電所を目の当たりにしました。すごいソーラーパネルです。

関金B&G海洋センターを視察調査



 11月24日(火)、今日は関金のB&G海洋センターの視察調査にやって来ました。なぜなら、この施設は来年度より公募による指定管理を予定しているとのことで、施設と周辺の状況を確認するために訪れたわけです。対応いただいた職員さんありがとうございました。
 今はオフシーズンにより閉館し池の水も抜かれていますが、環境、ロケーション共に最高です。平日ですが、隣のキャンプ場(無料)ではテントを張り野営する人が数名おられました。
 この海洋センターのカヌー教室で育った生徒たちは、全国屈指の成績を上げる強豪チーム、選手が生まれているそうです。ここはカヌーだけでなく、ほかにもさまざまなアウトドアスポーツの可能性を感じました。
 ただし、現在の開館期間は4~9月の半年であり冬場の活用に課題があります。フルシーズンでの有効活用方法があればと思いますが、なにかよいアイデアがないでしょうか?

2020年11月20日金曜日

定例議員懇談会(11月)


  11月20日(金)午前10時より、11月の議員懇談会が開催されました。議員懇談会とは、議会が開催されない月に、業務の執行状況や今後の計画等について各部から説明報告を受け質疑します。

 また、本日より12月議会の一般質問受付が始まりました。論戦に向けて十分に準備したいと思います。

2020年11月2日月曜日

「公民館のコミュニティセンター化について」第3回会派勉強会




  本日「公民館コミセン化につい」第3回会派勉強会を行いました。今回の内容は法令関係です。生活産業部長はじめ、地域づくり支援課、生涯学習課の方々に説明を受け意見交換をしました。職員のみなさん、ご多忙の中ご協力いただきありがとうございました。

 さて、写真添付しましたチラシが11月市報と同時配布されました。これを見られた市民から「何が起こっているのか?」との問い合わせがいくつかありました。地域においてもまだ役員等数名レベルでの説明の途中であり、一般市民にはわかりにくい内容です。

 しかし、全市民対象にこのように広報されたということは、役所はもう後戻りしないでしょう。12月議会では「コミュニティセンター条例」の改正(案)が提出される予定です。条例改正の是非を決定するのは議会です。だからこそその条例改正が市民にとって今よりも福祉の向上につながるのか審議しなければいけません。

 したがって議員はしっかりと情報収集し、徹底的に調査・研究を重ね審議に向かう必要があります。私たち「会派くらよし」は、政策グループとして総力を結集し準備をしています。